2011年5月21日土曜日

Microsoft SQL Server 2008 R2、セルフサービスBIを支える3つの機能とは?

 企業がデータベースを運用する理由には、ビジネスインテリジェンス(BI)データが得られることへの期待が大きい。BI(あなたの会社の目標達成に利用できる極めて重要なビジネス情報)を手に入れるには、大変な手間が掛かることがある。しかし、Microsoft SQL Serverのユーザー企業がMicrosoft SQL Server 2008 R2にアップグレードすれば、この状況はセルフサービスBI機能によって変わるだろう。

 現在、BIにはエンドユーザーにフォーカスしていないという大きな問題がある。そもそもデータベースの目的は、ユーザーがデータの傾向やパターンを抽出し、分析できるようにすることだ。だがこの目的は往々にして果たされていない。ユーザーはデータの抽出を開発者やデータベース管理者に頼ったり、時間をかけて詳細を学んで自分がデータベース専門家にならなければならない。このため、BIの取り組みは成り行き任せになりがちだ。

 そこでデータ抽出?分析のセルフサービス化だ。Microsoft SQL Server 2008 R2では、強力なセルフサービスBI機能が提供される。これらの機能により、エンドユーザーがデータから必要なものを手に入れる一方、IT管理者が継続的にデータ管理を行い、セキュリティを確保することが可能となるの
だ。

 これらの機能はどのような仕組みで働くのか。マイクロソフトは、Microsoft Office Excel(以下、Excel)やMicrosoft Office SharePoint Server(以下、SharePoint)といったソフトウェアを利用して、この新タイプのセルフサービスBI機能を実現している。ユーザーはExcelでデータを抽出、分析でき、この操作はデータソースが非常に大規模なデータベースでも、Microsoft SQL Server 2008 R2の新しいデータストリーミングサービスである「StreamInsight」のおかげで、非常に効率的に行える。また、ユーザーはSharePointにより、抽出?分析結果を分かりやすいリポートの形で共同作業の相手と共有できる。こうしたプロセス全体をIT管理者が追跡し、レビューできるため、データが体系的に管理されるのだ。

 Microsoft SQL Server 2008 R2は、セルフサービスBIを支える以下の3つの新機能を提供する。

●マスターデータハブ

 Microsoft nexon ポイント RMT
SQL Server 2008 R2で新たに提供されているマスターデータサービス(MDS)のマスターデータハブでは、すべてのマスターデータへのシングルアクセスポイントをエンドユーザーに提供する中央ポータルが作成される。すべてのマスターデータが1つのハブにあるため、IT管理者はこれらを常時追跡できる。また、特別なスチュワードポータルが用意されており、そこではメンバー、階層とともにすべてのマスターデータの構成が表示される。このポータルにより、データ管理者は標準化されたモデルの開発、レビュー、管理を通じて、データ品質を確保できるのだ。

●PowerPivot for Excel

 Excelのアドオンとして提供されるこのソリューションにより、エンドユーザーはExcelを使って独自にデータを抽出、分析できる。社内外の多様なソースからデータを取り込み、組み合わせて分析し、ビジネスの状況や傾向に関する優れたインサイト(洞察)を導き出すことが可能だ。ユーザーが必要なときに必要なデータにアクセスできるようにすることで、ビジネスの重要な意思決定が、十分な根拠に基づいて的確に行われるようになる。

●PowerPivot for SharePoint

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SharePointのアドオンとして提供されるPowerPivot for Excelにより、エンドユーザーは作成したPowerPivotワークブックをSharePointにアップロードし、同僚と共有して共同作業に利用できる。レポートビルダー 3.0では、情報を分かりやすい形で表示するリポート作成も可能。データがSharePointで公開されるため、IT管理者は、バージョン管理によってデータの一貫性を確保し、許可されたユーザーだけがデータにアクセスできるように設定することが可能だ。

 この3つの新機能により、保存データへのエンドユーザーのアクセスと操作が簡単になり、IT管理者も恩恵を受ける。誰がどのデータにアクセスする必要があるかが分かり、社内のデータの流れをより確実に把握できるからだ。

 もちろん、これらの重要な機能を利用するには、Microsoft SQL Server 2008 R2に移行しなければならない。だが、それはあなたが思うよりずっと簡単だ。データベースエンジンと関連サービスをアップデートするだけで済み、データベースのアップデートも必ずしも必要ではないからだ。言い換えれば、すべてのサーバをMicrosoft SQL Server 2008 R2にアップ くろネコ RMT
デートするか、新しくMicrosoft SQL Server 2008 R2マシンを導入し、既存データベースをその新エンジンに移動すればよい。

 新エンジンを稼働させれば、エンドユーザーによるセルフサービス型の効果的なデータ抽出?操作プロセスを実現できる。このプロセスの実現は、データベースのアップグレードにも役立つ。どのデータ要素をユーザーが最も必要としているかが的確に把握できるからだ。また、データベースをどの順番でアップグレードすべきかも見極められる。この順番とは、データベースの重要度の順位であり、それが分かるというわけだ。

引用元:FF11 RMT

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